バイオ(バイオテクノロジー)とは、生物学を意味するバイオロジーと技術を意味するテクノロジーの合成語で、生物の持っている働き(力)を人々の暮らしに役立てる技術です。この技術を利用して作られものをバイオ医薬品と言い、このジェネリック版がバイオシミラー(バイオ後続品)です。ジェネリック医薬品は、特許が切れた薬と 「同じ有効成分」が「同じ量」含まれていますが、バイオ後続品は特許が切れたバイオ医薬品と 「ほぼ同じ有効成分」が「同じ量」含まれています 。バイオ後続品は、バイオ医薬品と全く同じではありませんが、高い類似性を持ち、様々な試験を実施し両者の同等性/同質性は確認されています。バイオシミラーは先行バイオ医薬品よりも安価(基本的には先行バイオ医薬品の約の70% くらい)なため、患者さんの経済的負担や医療費の軽減が期待されます。
国内外で拡大している新型コロナウィルス感染。消毒に有効である「消毒用アルコール」が売り切れになっていることもあり、消毒に困られているという声をよく耳にします。
家庭でできる感染予防で最も大切なことは、流水そして石鹸により丁寧に手洗いを行うことです。
ウィルスの特徴についてです。ウィルスには「エンベロープ」と呼ばれる外膜を持つか持たないかで「エンベロープウィルス」と「ノンエンベロープウィルス」に分けられ、例えば今回の新型コロナウィルスやインフルエンザウィルスはエンベロープウィルスに、ノロウィルスやアデノウィルスは、ノンエンベロープウィルスに該当します。重要なのは、このウィルスの種類によって有効な消毒方法が違うということです。コロナウィルスのようなエンベロープウィルスはアルコール消毒が有効であり、それゆえに現在あちこちで消毒用エタノールが売り切れになっているわけです。
(さらに…)
熱性けいれんの対応について以下の流れでお願いします。まずは、「慌てず冷静に!」
<熱性けいれん時の対応について>
①あわてず行動する。
②衣服をゆるめ、頸まわりはゆるくする。
③東部は体幹より少し低くし、仰臥位で頭は横に向ける。吐物、分泌物が眼や鼻孔にあれば取り除く。
歯を食いしばっていてもものを口の中に入れない。
④体温測定を行い、発作の長さや発作の様子(左右さ、眼球偏位)の観察をする。可能ならスマートフォン等で撮影しておく。
⑤通常の状態となるまでは観察を続ける
<医療機関を受診すべき時>
⑥発作が10分以上続くとき:5分以上続く場合を薬物療法開始を考慮すべきとしている(熱性けいれん重積状態の実地用定義;「熱性けいれん診療ガイドライン2015」)
⑦短い間隔であっても発作が繰り返し起こり、意識障害があるとき。
⑧身体の一部の発作、または全身性でも部分優位性があるとき。
⑨1歳未満の初回発作のとき。
⑩発熱、けいれんの他に意識障害が続く、麻痺などの症状があるとき。
作成年月日:2018.10.23
【倉敷店 医薬品情報管理室】