Q:糖尿病だと水虫が悪化しやすいって聞いたんですが本当ですか?

 糖尿病患者は、健常人と比べて①感染症を起こしやすい、②末梢神経障害によって足の痛み・痒みに鈍く、水虫の悪化や発症に気付きにくい、③血行障害によって水虫や傷の治りが悪い、などのため水虫にになるリスクが2倍以上高いと言われています。

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Q:服用後に運転をしてはいけない薬があるって聞いたんですが・・・

 お薬の中には、副作用のために自動車運転などが禁止されているものがあります。 限られた特別なお薬だけでなく、誰でも使う可能性のあるかぜ薬、花粉症の薬、鎮痛薬など多くの薬が当てはまります。処方薬に限らず市販薬も含まれ、のみ薬以外にも注射薬、貼り薬、目薬などでも起こることがあります。これらの薬の使用中は、自動車運転のほか、危険を伴う機械の操作、高所作業などにも十分注意が必要です。運転等の障害となる副作用としては眠気、めまい、眼のかすみ、意識消失(意識障害)、注意力・集中力・反射運動能力低下などがあります。 (さらに…)

Q:はじめて処方箋を薬局に持っていくと色々質問されるのは何故ですか?

医師が患者さんごとにカルテを作るのと同じように、薬局でも来局された方の副作用・アレルギーの有無、他に受診している病院の有無、普段どんなお薬や健康食品を服用しているかなどを聞き、その情報を記録します。これを「薬歴」と 言い、お薬を正しく安全に、そして効果的に使っていただくために必要な情報で、薬剤師はこの「薬歴」作成のためにいくつかの質問をさせて頂きます。

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Q:不要な薬を薬局に返せば、お金が返してもらえますか?

「要らない薬を返すから、返金して欲しい」と言ってお薬を持参される方がおられます。しかし、不要な薬を適切な方法で「廃棄」することはできますが、「返金」することはできません。なぜなら保険薬局で行われている「処方箋に基づき調剤し、薬をお渡しする」という行為は、単なる商品の売買ではなく、健康保険法上の「療養の給付」として、診察や治療と共に行われています。既に行われた診察や治療をさかのぼって「無かったこと」にすることができないのと同様、保険薬局で渡しした薬についても「無かったこと」として返金できないと法律で決められてます。

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Q:バイオ医薬品・バイオシミラーって何ですか?

バイオ(バイオテクノロジー)とは、生物学を意味するバイオロジーと技術を意味するテクノロジーの合成語で、生物の持っている働き(力)を人々の暮らしに役立てる技術です。この技術を利用して作られものをバイオ医薬品と言い、このジェネリック版がバイオシミラー(バイオ後続品)です。ジェネリック医薬品は、特許が切れた薬と 「同じ有効成分」が「同じ量」含まれていますが、バイオ後続品は特許が切れたバイオ医薬品と 「ほぼ同じ有効成分」が「同じ量」含まれています 。バイオ後続品は、バイオ医薬品と全く同じではありませんが、高い類似性を持ち、様々な試験を実施し両者の同等性/同質性は確認されています。バイオシミラーは先行バイオ医薬品よりも安価(基本的には先行バイオ医薬品の約の70% くらい)なため、患者さんの経済的負担や医療費の軽減が期待されます。

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Q:スイッチOTCって何ですか?

スイッチOTCとは、医療用医薬品として広く使用され、比較的安全性が高いと考えられる成分をOTC医薬品として転用(スイッチ)したものです。スイッチOTCは、もともとは医療用医薬品として使用されていた成分を含有するため、一般的なOTC医薬品に比べて効き目が強く現れやすいので、他の医薬品との飲み合わせや副作用などに注意が必要です (さらに…)

Q:セルフメディケーション税制って何ですか?

医療費控除制度の特例で、特定の成分を含有するOTC医薬品を1年(1月から12月)で一定額以上購入した場合、12,000円を超えた額が所得控除の対象となるものです。医療費控除と同じく、確定申告すると、所得税の一部が還付され、翌年度の住民税の負担が少し軽くなるなどのメリットがあります。ただし期間限定で、平成 29 年 1 月 1 日~令和3 年 12 月 31 日までです。 (さらに…)

熱性けいれんをおこした時の対処法について教えて下さい。

熱性けいれんの対応について以下の流れでお願いします。まずは、「慌てず冷静に!

 <熱性けいれん時の対応について>

①あわてず行動する。

②衣服をゆるめ、頸まわりはゆるくする。

③東部は体幹より少し低くし、仰臥位で頭は横に向ける。吐物、分泌物が眼や鼻孔にあれば取り除く。

 歯を食いしばっていてもものを口の中に入れない。

④体温測定を行い、発作の長さや発作の様子(左右さ、眼球偏位)の観察をする。可能ならスマートフォン等で撮影しておく。

⑤通常の状態となるまでは観察を続ける

<医療機関を受診すべき時>

⑥発作が10分以上続くとき:5分以上続く場合を薬物療法開始を考慮すべきとしている(熱性けいれん重積状態の実地用定義;「熱性けいれん診療ガイドライン2015」)

⑦短い間隔であっても発作が繰り返し起こり、意識障害があるとき。

⑧身体の一部の発作、または全身性でも部分優位性があるとき。

⑨1歳未満の初回発作のとき。

⑩発熱、けいれんの他に意識障害が続く、麻痺などの症状があるとき。

作成年月日:2018.10.23

【倉敷店 医薬品情報管理室】