Q.「炎症」って何ですか?
「炎症」とは一言で簡単に言うと、「からだを守るために、からだの一部が熱を持ち、赤くはれたり痛んだりすること」を言います。
もう少し詳しく説明すると、からだが、何かの有害な刺激を受けたときに、これを取り除こうとして防御する反応が起こります。普通は、その反応の起きている場所は熱を持ち、はれ上がり、赤みがさし、痛みを感じます。これを『炎症』と言います。
『肺炎』『皮膚炎』など、『○○炎』という病名がたくさんありますが、これらはその部分が炎症を起こしている病気です。例えば、肺炎は、肺に入ってきた細菌やウイルスに抵抗するために炎症を起こす病気です。アレルギーの場合も、外から入ってくる物質に反応して炎症を起こします。からだに侵入して悪さをする細菌やウイルスと、からだを病気から守る働きをする白血球が戦うと、赤くなったり熱を持ったりする『炎症』が起き、細菌やウイルスが白血球にやっつけられると、膿(うみ)になって出てきます。
作成年月日:2016.6.21