熱性けいれんをおこした時の対処法について教えて下さい。
熱性けいれんの対応について以下の流れでお願いします。まずは、「慌てず冷静に!」
<熱性けいれん時の対応について>
①あわてず行動する。
②衣服をゆるめ、頸まわりはゆるくする。
③東部は体幹より少し低くし、仰臥位で頭は横に向ける。吐物、分泌物が眼や鼻孔にあれば取り除く。
歯を食いしばっていてもものを口の中に入れない。
④体温測定を行い、発作の長さや発作の様子(左右さ、眼球偏位)の観察をする。可能ならスマートフォン等で撮影しておく。
⑤通常の状態となるまでは観察を続ける
<医療機関を受診すべき時>
⑥発作が10分以上続くとき:5分以上続く場合を薬物療法開始を考慮すべきとしている(熱性けいれん重積状態の実地用定義;「熱性けいれん診療ガイドライン2015」)
⑦短い間隔であっても発作が繰り返し起こり、意識障害があるとき。
⑧身体の一部の発作、または全身性でも部分優位性があるとき。
⑨1歳未満の初回発作のとき。
⑩発熱、けいれんの他に意識障害が続く、麻痺などの症状があるとき。
作成年月日:2018.10.23
【倉敷店 医薬品情報管理室】