新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患がある方は重症化しやすいことが明らかになっています。自分自身を守るために手洗いを中心とする感染予防が重要です。 また、人が多く集まる場所を避けることなどが言われており、家に閉じこもりがちになりますが、高齢者は、「動かない（生活不活発）」と健康への影響が危惧されます。感染を恐れるあまり外出を控えすぎるとフレイル（虚弱）が進み、心身や脳の機能が低下していくと言われています。日本老年学会では、フレイルを予防するために以下の4項目を推奨しています。

1. 動かない時間を減らし、自宅でできるちょっことした運動で体を守る
2. しっかり、バランスのよい食事をとる
3. 口を清潔に保つ。しっかり噛んで、意識して会話を増やす
4. 友人・家族との支えあい、交流する

先の見えない自粛生活ですが、自粛とフレイル予防のバランスをとって生活するように心がけてください。

作成年月日：2020年8月17日

（参考）日本老年学会　https://jpn-geriat-soc.or.jp