Q:空気中のコロナウイルス対策について教えて下さい。

空気中の新型コロナウイルス等を室外に排出するためには、こまめに換気を行い、部屋の空気を入れ換えることが大切です。 室内温度が大きく上がらない又は下がらないよう注意しながら、定期的な換気を行いましょう。窓を使った換気を行う場合、風の流れができるよう、2方向の窓を、1時間に2回以上、数分間程度、全開にしましょう。

しかし、夏場、エアコン使用中に窓を開けると、一時的に室温が高くなってしまいます。熱中症は短時間で重症化し、命に関わるため、夏場はコロナウイルス対策より、熱中症対策を優先して、以下のような換気の工夫をお勧めします。

・24時間換気システムや台所や洗面所の換気扇を常時稼働させる

・窓開けによる換気を組み合わせる場合も、外気温の低い朝や夕方以降などに、窓開けを行い換気時間を多く取るなど、室温が上がらないよう工夫する    等が推奨されています。

また、エアコンの使用については、「エアコンが換気をしてくれるので窓を開けたりする必要はないだろう」と思っている人がいるかもしれませんが、これは完全な誤解です。各種あるエアコンの中には換気機能付きのものもあるようですが、大半のエアコンには、換気機能がついていません。室内の空気を循環させているだけですから、「せっかく部屋が冷えたのに」などと考えずに、感染対策としての換気を励行することを忘れないようにしてください。

(参考)

「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

新型コロナウイルスに関する  Q&A https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q1-4

作成年月日:2020年8月17日