Q:プール熱について教えてください。

病原体はアデノウイルスで、「発熱(38~39度」、「のどの痛み」、「結膜炎」といった症状を来す小児に多い病気で、正式には咽頭結膜熱と言います。プールでの接触やタオルの共用により感染することが多いのでプール熱と呼ばれています。夏になると「手足口病」「ヘルパンギーナ」とともに子どもを中心に患者数が増える感染症の1つです。通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。 (さらに…)

Q:次亜塩素水と漂白剤の次亜塩素酸ナトリウム(ハイター、ブリーチなど)って同じですか?

名前は似ていますが、全く別物です。 「次亜塩素酸ナトリウム」は、塩素系漂白剤などの主成分として用いられるアルカリ性の物質で、従来から新型コロナウイルスの消毒に使われています。

次亜塩素水についても2020.6月に経済産業省から注意事項を守って適正に使用すれば消毒効果があるという見解が発表されました。

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Q:経口補水液とスポーツドリンクの違いを教えてください。熱中症の時はどちらがいいですか?

経口補水液は、脱水状態の時に不足している電解質(ナトリウムやカリウム)を補うことを目的とした物で、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水や電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度が低くなっています。一方、スポーツドリンクは、経口補水液と比べて塩分少な目、糖分多めとなっています。スポーツをして汗をかくと、水分とミネラルが失われるのでそれらを補給するための飲料です。従ってスポーツ時の水分補給や日常生活の発汗には良いですが、急を要する脱水時(熱中症など)の補水には不十分です。またスポーツドリンクには糖分が多く含まれているので飲みすぎるとペットボトル症候群(急性糖尿病)になるリスクがありますので注意が必要です。

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Q:湿布にも副作用があるんですか?

 代表的な副作用としては、接触皮膚炎や光線過敏症が知られています。
接触皮膚炎はいわゆる「かぶれ」で、テープ剤を貼った部位が赤く腫れてしまいます。
一方湿布を貼った後紫外線(UVA)を浴びると、湿布を貼ったところに沿って赤くなり、かぶれ・かゆみ・痛みの症状が出ることがあり、皮膚が2倍くらいにパンパンに腫れ上がるときもあります。これを光線過敏症と言います。

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Q:薬を飲んで尿の色や便の色が変わることってありますか?

薬を飲むことにより、尿や便の色が変わることがあります。
これは、薬そのものの色が出る場合薬が体内で分解され代謝物として尿に排出されることによって起こる現象の二通りがあります。咳止めや抗生部物質、緩下剤など尿の色が赤くなる薬がありますが、これは薬の副作用とは異なり、一時的なもので、通常、服用をやめると正常に戻ります。医師や薬剤師から事前に、尿や便の色が変わることがある、と説明を受けた薬に関しては心配いりません。薬をもらう時には、医師や薬剤師による説明をよく聞いておきましょう。

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Q:お薬の飲み合わせについて教えてください。

1つでは問題ないお薬でも、2種類以上のお薬(病院・医院でもらった薬)、OCT薬サプリメント(健康食品等)を一緒に服用した場合に飲み合わせや食べ合わせによっては、効果が弱まったり、強まったり、副作用が強く出たりすることがあります。 この影響を相互作用といい注意が必要です。薬に添付されている説明書には、一緒に飲んではいけない薬などについて記載されていますが、事前に薬剤師に相談してから服用するようにしましょう。 (さらに…)

Q:ポリファーマシーって言葉を最近耳にするのですがどういう意味ですか?

ポリファーマシーは、「poly(複数)」+「pharmacy(調剤)」からなる言葉ですが単純に複数の医薬品を使用している状態を指す言葉ではなく、様々な要因によって必要以上の医薬品を併用することによってアドヒアランスの低下や服薬間違い、副作用などの悪影響が起きている状態をさします。特に高齢者では注意が必要ですので、当てはまる節がある方は一度、薬剤師にご相談ください。

 

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Q:ジェネリック医薬品を使って副作用がでた場合でも保障はあるんですか?

医薬品を正しく使用したにもかかわらず副作用が発生し、入院治療が必要な程度の疾病や障害などが起こった場合、補償制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。この制度は先発医薬品、ジェネリック医薬品のいずれにも適用されます。ただし、先発医薬品、ジェネリック医薬品にかかわらず、抗がん剤等、この制度の対象とならない医薬品があるので注意が必要です。

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受動喫煙について教えてください。

タバコの煙は、喫煙者の肺に入っていく「主流煙」、 その後、口・鼻から吐き出される「呼出(こしゅつ)煙」、タバコに火をつけた際に、タバコの先端から出る「副流煙」の3つに分けられます。主流煙ばかりに気を取られがちですが、副流煙にも各種有害物質が含まれており、しかもニコチン、タール、一酸化炭素などの成分量は主流煙よりも副流煙のほうが多いといわれています。この副流煙を、自分の意思とは関係なく吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。受動喫煙にさらされると、がんや脳卒中、虚血性心疾患、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクが高くなり、さらには妊婦や赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことがわかっています。 (さらに…)