Q5歳の子供が、A型インフルエンザでタミフルをもらいました。熱は下がったのでタミフルは中止してよいですか?

A型インフルエンザと診断を受けでタミフルが処方されたとのことですが、A型インフルエンザの場合、通常、内服開始後、約2日ほどで解熱します。しかし、ウィルスが完全に体内からいなくなったわけではありませんので、処方日数分をきちんと飲みきる必要があります。また、学校保健安全法施行規則より、インフルエンザに感染した場合は、発症後5日間、あるいは解熱後2日間(幼児は3日間)の登校はできません。しっかりと自宅で療養をさせてあげて下さい。

※)異常行動について

小児、未成年者において、インフルエンザ発症後にお薬の服用の有無にかかわらず、「異常行動」などの精神・神経症状が発現することが知られています。この異常行動などの精神・神経症状については、インフルエンザによる発熱後数日以内(多くが2日以内)、また睡眠中に発現することがあるといわれています。このため、異常行動による転落等の事故を防ぐためにも、「インフルエンザ」と診断されてから少なくとも2日間、保護者の方は就寝中も含めて、小児・未成年者を1人きりにさせないようにしてください。

 作成年月日:2015.1.28

【倉敷店 医薬品情報管理室】