Qインフルエンザでイナビル吸入をもらいましたが、吸入方法をお教えてください。

イナビルは年齢により吸入量が異なります。10歳未満は1容器を、それ以上の年齢の方は2容器を吸入します。

吸入の練習のための、吸入練習機(笛)が医療機関にはあります。吸入が不安の方は練習機をもらい、吸入練習してから、実薬の吸入を行うとよいと思います。

イナビルは単回吸入を行えば、治療は終了し、数日で治療効果が出てきます。また、学校保健安全法施行規則より、インフルエンザに感染した場合は、発症後5日間、あるいは解熱後2日間(幼児は3日間)の登校はできません。しっかりと自宅で療養をさせてあげて下さい。

吸入方法に関しては、以下、第一三共株式会社のHPより引用しています。

吸入時のポイント

深呼吸をして、リラックスした状態で吸入しましょう。過度に強く吸入したり、長く息止めする必要はありません。

薬剤トレーを スライドさせた状態で、 吸入容器を たたかないでください。 薬剤トレーは、 端までしっかり スライド させてください。 空気孔を ふさがないで ください。 吸入口を奥までしっかり くわえてください。 軽く息を吐いてから 吸入口をくわえると、 スムーズに 吸入できます。 下を向いたまま 吸入せず、 体を起こしながら 吸入してください。 吸入後は2〜3秒間 息を止め、その後 ゆっくり息を吐くように してください。

説明は小児の場合を例にとっておりますが、成人の方も吸入方法は同様です。2個のイナビルを処方受けられたと思いますので、上記手順を2回通り行ってください。

※)異常行動について

小児、未成年者において、インフルエンザ発症後にお薬の服用の有無にかかわらず、「異常行動」などの精神・神経症状が発現することが知られています。この異常行動などの精神・神経症状については、インフルエンザによる発熱後数日以内(多くが2日以内)、また睡眠中に発現することがあるといわれています。このため、異常行動による転落等の事故を防ぐためにも、「インフルエンザ」と診断されてから少なくとも2日間、保護者の方は就寝中も含めて、小児・未成年者を1人きりにさせないようにしてください。

作成年月日:2015.2.4

【倉敷店 医薬品情報管理室】