Q.「海外旅行に行く予定なのですが,医薬品は持って行って良いのでしょうか?」

「常備薬として市販の薬を持って行くには心配するほどのことはないと思います。パッケージをそのまま持っていった方が渡航先での説明にも良いようです。海外旅行
渡航先での一般用医薬品の入手は難しい場合もあります。又,個々のアレルギーや副作用の問題もありますので,使いつけの常備薬は揃えておくのが良いと思います。
海外旅行で「医薬品類」を持っていくには日本出国と渡航国入国の検査を受けることになります。渡航先によりルールがありますので,予め確認をしましょう。
処方薬については処方箋の写し,薬袋,診断書の提示などが求められることがあります。
医師本人に英語で書いてもらいますが結構な料金になるようです。
航空機国際線搭乗時の液体物持ち込みの制限(100mL以下の容器で総量1リットル以下)については機内必要量であれば1リットルを越えても,医薬品として検査を受けて持ち込めるということです。


医師本人に英語で処方箋を書いてもらうのは,渡航先で医師にかかるような状況に陥った場合,適切な医療を受ける為でもあります。
しかし,本人の希望により渡航国入国の検査のため,薬剤情報提供書を英語でと依頼されることがあります。
その場合,成分名と薬効を英語にして薬剤情報提供書に書き加えて下さい。

作成年月日:2011.10.11
【OTCチーム,医薬品情報管理室】