帯状疱疹を繰り返します。予防のワクチンはありませんか?

a-1帯状疱疹は、水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが原因の、痛みをともなう皮膚湿疹のことです。 症状には個人差がありますが、多くの場合、からだの一部にチクチク、あるいはピリピリとした痛みを感じることから始まり、やがてそこに紅斑(少し盛り上がったような赤い湿疹)ができ、続いて水疱ができて破れ、皮膚がただれ、かさぶたができます。

2016年3月18日付けで、「50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防」が追加されました。

年齢が該当するようでしたら、一度かかりつけのお医者さんに相談してみてください。

作成年月日:2016.4.27

【倉敷店 医薬品情報管理室】

帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウィルスの感染によっておこる皮膚疾患です。 水痘帯状疱疹ウィルスに初めて感染した場合は、水疱として発症しますが、一度感染した水痘帯状疱疹ウィルスは、脊髄後根神経節等に潜伏感染し、加齢等、水痘帯状疱疹ウィルスに対する細胞性免疫低下時に再活性化することにより帯状疱疹として発症します。

帯状疱疹は、知覚神経の支配領域に沿って片側性に広がり、帯状疱疹に伴う皮疹(紅斑、丘疹、水疱)を形成し、かさぶたになって治癒していきます。

また、皮膚症状の他に、運動神経麻痺などの合併症や、帯状疱疹後神経痛が発症し、治療に長期間を要する場合があります。発症が疑われた場合は、早急に皮膚科を受診し、抗ウィルス剤などによる治療をしてもらって下さい。