Q:服用後に運転をしてはいけない薬があるって聞いたんですが・・・

 お薬の中には、副作用のために自動車運転などが禁止されているものがあります。 限られた特別なお薬だけでなく、誰でも使う可能性のあるかぜ薬、花粉症の薬、鎮痛薬など多くの薬が当てはまります。処方薬に限らず市販薬も含まれ、のみ薬以外にも注射薬、貼り薬、目薬などでも起こることがあります。これらの薬の使用中は、自動車運転のほか、危険を伴う機械の操作、高所作業などにも十分注意が必要です。運転等の障害となる副作用としては眠気、めまい、眼のかすみ、意識消失(意識障害)、注意力・集中力・反射運動能力低下などがあります。道路交通法第66条では「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」と決められており、薬物の影響によって正常な運転ができない状態で運転することを禁止しています。病院で処方されたお薬だけでなくOTC薬についても運転に際しては注意が必要ですので、お薬を使用する前に必ず薬剤師に相談してください。

 作成年月日;2020年6月30日